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『薬物乱用』薬物の使用開始は29歳までが大半!

  • ninon-kouken
  • 2024年7月13日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年7月15日

◆スクリーニング検査で薬物使用に「NO」を言える

(読了までの時間:3分)

はじめに

薬物乱用の問題は年々深刻さを増しており、特に若年層において顕著です。企業が従業員の薬物使用を防ぐためには、効果的な予防策が必要です。本記事では、29歳未満の若者がどのようにして薬物乱用を始めるかのデータを基に、従業員の薬物使用を未然に防ぐことの重要性について考察します


若年層の薬物乱用開始年齢

最新の統計データによると、20歳未満から薬物乱用を始める若者の割合が非常に高いことが明らかになっています。以下は、各薬物の乱用開始年齢に関するデータの一部です。


覚醒剤: 男性35.1%/女性47.4%が20歳未満で乱用を開始。29歳未満で男性83.4%/女性95.7%が乱用を開始。

→数値から覚醒剤の乱用を開始する「きっかけ=環境」が20代にあると言えます。

大麻: 男性50.0%/女性49.6%が20歳未満で乱用を開始。29歳未満で男性88.5%/女性89.8%が乱用を開始。

→数値から大麻の乱用開始は男女とも29歳までに9割近くとなり、年齢的に早い時期からの乱用が特徴です。

コカイン: 男性47.4%/女性42.3%が20〜29歳で乱用を開始。

MDMA: 男性48.3%/女性40.8%が20〜29歳で乱用を開始。

→コカインとMDMAに関しては、男女共に29歳までの乱用開始が5割未満であり、30歳以降の乱用開始のタイミングも多くあるということになります。


薬物の乱用を開始する
薬物の乱用開始年齢

スクリーニング検査の有効性

従業員の薬物乱用を未然に防ぐために、企業が取るべき予防策の一つとして「薬物スクリーニング検査」があります。以下にその理由と具体的な方法を示します。


1. 薬物使用の抑止効果:

薬物スクリーニング検査は、薬物使用の抑止に非常に有効です。検査があることで、薬物の使用はもちろん、薬物への誘いを断りやすくなります。薬物の使用は身近な関係の人間から勧められて始めるケースが多く、「断りづらい」状況に対し、断る理由を作ってあげることにもなります。


2. 企業の信頼性と安全性の確保:

薬物使用は労働者の生産性や安全性に直接影響を与えます。特に製造業や運輸業などでは、薬物使用が重大な事故につながる可能性があります。また、逮捕等により企業名が報道されることは、企業のイメージを著しく低下させます。スクリーニング検査を実施することで、企業は安全な労働環境を維持することに加え、イメージ失墜のリスクを低下させることができます。


3. 法的な解釈と企業の対応:

現在、日本国内において、従業員への薬物検査に関する法令上の明確な規定はありません。しかし、厚生労働省は「労働者の個人情報保護に関する行動指針」において、「使用者は、労働者に対するアルコール検査及び薬物検査については、原則として、特別な職業上の必要性があって、本人の明確な同意を得て行う場合を除き、行ってはならない」と明記しています。このため、企業は薬物検査を行うにあたり、特別な職業上の必要性と本人の明確な同意が要件として求められます。(詳しくはページ内の検査同意書項目をご参照ください)


結論

薬物乱用の問題は、若年層において特に深刻です。企業がこの問題に対処するためには、雇用後の薬物スクリーニング検査を導入し、薬物使用を抑止する環境を整えることが重要です。薬物使用が企業に与える影響を考えると、スクリーニング検査の導入は非常に意義深いものとなります。


参考リンク


薬物スクリーニング検査の実施についての詳細はこちらをご覧ください。

 
 
 

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