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薬物検査

指汗検知スクリーニング薬物検査

検知システムについて

私たちが何かを摂取すると、体は摂取したものを処理(または代謝)して、血液、尿、唾液、汗で検出可能な二次化学物質(代謝物)を生成します。私たちが生成する代謝物は摂取した物質に特有のものであり、従来の薬物検査も同様に、体液サンプル中(尿など)の薬物および薬物代謝物を検査することで機能します。
 

本検知システムは、指から採取した汗の微細な痕跡を分析することで薬物代謝物を検出する、心理的に負担を与えない画期的な技術を用いています。

改ざん防止機能を備え、指汗を採取するカートリッジ(サンプル収集用/使い捨て)/採取した指汗を分析する検知機

本検査は、改ざん防止機能を備え、指汗を採取するカートリッジ(サンプル収集用/使い捨て)と、採取した指汗を分析する検知機で行います。

指汗採取カートリッジは、ラテラルフローアッセイ技術(※1)と蛍光標識抗体(※2)を使用して、指汗から採取したエクリン汗中(※3)の特定の薬物またはその代謝物を検出します。採取した指汗を分析する検知機は、カートリッジの読取に使用します。検知機は感度が高い蛍光測定装置であり、数分以内に検査中の各薬物の推定陽性(positive)または陰性結果(negative)を提供します。

(※1)様々な病状診断のために、血液、尿、唾液などの流体を含む複雑な試料中の生体分子の検出および定量化を行う方法

(※2)免疫蛍光 (IF) 技術、フローサイトメトリー (FACS) およびマルチプレックス応用による組織や細胞における標的抗原の検出、可視化に役立つ優れたツール

(※3)肉眼では見えないくらいに小さく、全身にある汗腺

この指汗を検知する薬物スクリーニング技術は、英国ノーリッチのイースト・アングリア大学の創設者である David Russell 教授の先駆的な研究に基づいています。主要な科学雑誌に掲載されているラッセル教授の研究は、指汗中の薬物と薬物代謝物の研究に焦点を当てています。教授は研究を通じて、指紋中の汗の微細な痕跡を分析することで薬物を検出できることを発見し、特許も取得しています。

英国ノーリッチ イースト・アングリア大学の創設者である David Russell 教授

検知する薬物

指汗検知スクリーニング薬物検査では4種類の違法薬物の摂取を検知します

薬物検査

◆THC(大麻)

THC(テトラヒドロカンナビノール)は、大麻草などに含まれる日本国内で規制対象となっている大麻成分です。体外排出までの期間は、習慣性が高い場合は肝臓に蓄積される為、長くなりますが、一般的には1〜数週間程度が平均と考えられています。

◆コカイン

コカインは、南米原産のコカの葉を原料とした薬物で、精神高揚作用や粘膜の局所麻酔作用があります。日本では「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。体外排出までの期間は、使用量や頻度、個人の代謝により差が出ます。

◆メタンフェタミン(覚せい剤)

メタンフェタミンは、麻黄(まおう)という植物から抽出された成分を原料として科学的に合成されます。日本で乱用される覚せい剤のほとんどはメタンフェタミンとなっています。その依存性の高さなどから日本では法律上規制されています。

◆アヘン

アヘンは、芥子から採取した液汁を凝固させたものです。アヘンの乱用は、精神的、身体的依存性を生じやすく、常用するようになると慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになり、やがて精神錯乱を伴う衰弱状態に至ります。あへん法により規制されています。

検査方法

カートリッジに両手10指を1本づつ押し当ててサンプルを採取します(各5秒程度)。次に、カートリッジをポータブルリーダー(検知機)に挿入し、サンプルを分析して薬物の存在を検出します。

サンプルの採取から検知機にて結果が出るまで、5〜10分程度/1検査、が目安となります。

質量分析法という高感度分析技術を使用して、サンプル内の薬物の存在を検出します。

スクリーニング検査の流れ

検査レポート

ポータブル/検査結果をレシート出力

検知機のモニターに検査結果が表示され、検査結果をレシート出力します。

【重要】

本検査はあくまでスクリーニング検査ですので、陽性(positive)が検出された場合、例えば依存症の病院への相談や専門機関へのご相談など、対処方法を事前に定めておくことをお勧めします。

​※弊社でも専門機関のご紹介は行なっておりますのでお気軽にご相談ください

◉警察への通報義務

民間企業で実施する薬物検査で陽性結果の者が出ても通報する義務はありません

(関連法規:刑事訴訟法第239条1項)

検査同意書

厚生労働省は、“労働者の個人情報保護に関する行動指針”において、「使用者は、労働者に対するアルコール検査及び薬物検査については、原則として、特別な職業上の必要性があって、本人の明確な同意を得て行う場合を除き、行ってはならない」と明記しています

したがって、企業等は社内で薬物検査を行うにあたり、

①特別な職業上の必要性  例)「不祥事が社会に与える影響が大きい団体」 「顧客の安全確保が責務となっている業種」

②本人の明確な同意

以上の2点が実施要件として求められることになります

検査を実施される企業及び団体(使用者)は、「従業員の明確な同意」を証拠として残すために「検査同意書」を取得され、保管して頂くことを強くお薦めします。また、使用者側では「検査を拒否した場合の不利益取扱い禁止条項」を明記しておく必要があります。

※弊社にて検査同意書の雛形をご用意しておりますので、お申し付けください

検査プラン

計画を検討している同僚

自社運用プラン

専用のカートリッジを使用し、被験者からのサンプル採取を行い、検知機での検知、結果出力までを自社にて運用なさるプランです。

​◆カートリッジ代金:¥6,600(税込)/1体

◆機材購入の場合

・本体 / プリンター:¥330,000(税込)/1組

 

◆機材レンタルの場合(1ヶ月)

・本体 / プリンター:¥5,500(税込)/1組

◆実費

・プリントロール紙:¥4,400(税込)/1巻

出張検査プラン

ご指定の日時・場所へ、弊社の検査員が出張し、被験者からのサンプル採取から、検知、結果出力までの全てを請け負うプランです。

◆​カートリッジ代金:¥6,600(税込)/1体

◆出張費用

・全日(8h):¥132,000(税込)

・半日(4h):¥  82,500(税込)

◆機材費用

・本体 / プリンター:¥5,500(税込)/1組

・プリントロール紙:¥4,400(税込)/1巻

(※)機材の台数等は検査の実施人数により変動します。また、検査実施場所により交通費や駐車場料金等の実費が発生する場合がございます。

​お見積いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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初めての検査導入には分からないことが多いかと思います。
簡単な質問でも構いませんので、どうぞお気軽にお問い合わせください
オンラインにて検査のご説明などは無料で承っております。

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